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目次
タイムウェーバーは終わった…2021年の振り返りと今後の戦略
読者のみなさんこんにちは。
本日初めてご来訪の方、はじめまして。
いつもMasaの無駄に長いブログをお読みいただきありがとうございます。(今回はこれまでに無く時間を浪費します、要注意!)
相も変わらずコロナ騒動に振り回された2021年もあとわずか。
どんな年末をお過ごしでしょうか?
2021年のタイムウェーバーを振り返って
まずタイムウェーバー界隈、Masaの周辺で起きたことを中心に2021年を振り返ってみます。
1月〜3月、相変わらず問い合わせ・相談多し、?な輩(やから)も出現
この時期はタイムウェーバーへの注目が高く、当ブログにも連日の様に問い合わせ・相談が届いていました。
Masa自身も”タイムウェーバーを自分で使ってみる”
「タイムウェーバーセルフセラピー」
をやっておりました。
不思議なことにあれだけ自分で使ってみたい、と言っていた方々は1回程度でほとんど去り、画面を見ながら個人セッションをしてもらいたい方が残りました。
(思ったより操作が難しかったから?)
当初の目的とはズレましたが(そもそもMasa自身はセラピストというポジションではなかった)
Masaの超シンプルな個人セッションでも満足する方が意外に多く、
調子に乗って個人セッションをしておりました。
そんな中、不穏な動きも伝わってきました。
誰かが追加購入したタイムウェーバーを第3者へ横流し(この表現が正しいかはわかりません)している輩がいるとか、
時間貸しで使っている非正規ユーザーの粗末な有料セッションへの愚痴やクレームがこちらへも届いたり。(何故にコッチへ??)
これらの現象もアチコチから届く情報を網羅しているウチに何となく全体像が見えてきましたが、
タイムウェーバーは資格も不要で免許制でもないので購入後は所有者の一存でなんでもできる、
という現実に販売代理店も相当苦慮していた様子でした。
結局、
タイムウェーバーを購入していない非正規ユーザーが業界の評判を下げてもどうにも出来ず、
正規・非正規に限定せずユーザーのスキルの底上げをしていくべきという方向に舵を切ったように思えます。
(これが10月〜の動き)
4月〜6月、個人セッション増、セールスエージェント登録
当初、やる気が全然無かった個人セッションですが、どういうわけか好評でどんどんセッションは増えていきました。
最初から望んでいたことでは無いですが、
仲良しユーザー同士の交流を企画する以外他にやることがない(笑)
のでなんとなくセラピストっぽい事をしておりました。
そこへある変化が。
実はまだ販売代理店サポートスタッフだった2019〜20年当時、
直接またはブログ経由でタイムウェーバーの購入者・購入希望者からの不平不満が無視できないくらい届いていました。
非常に高い製品の購入の割に説明もフォローも貧弱すぎる、と。
これはもっとちゃんと説明して売らなければいけない、と言う思いで販売代理店経営者へ
タイムウェーバーの営業代行であるセールスエージェントへの登録を希望しました。
スタッフと言ってもMasaは外注業者として業務委託された法人でもあったので週末など時間外で営業することは全く問題ないはず。
なのに希望しても無視され、あげく意味不明に却下され続けました。
それをきっかけに
「もう勝手にしろ!」
と代理店の仕事から抜けたのですが、
それが4月に突然、手のひら返したようにセールスエージェントへの案内が届きました。
「あれだけ無視しておいてふざけんな、コラッ!」
とも思いましたが色々な方から散々
「購入したいので説明してくれ、紹介してくれ」
と言われ続けていたので思い直してセールスエージェントに登録しました。
すると、これまで個人セッションを受けてくれたクライアントさんの多くがタイムウェーバーの購入を希望され説明を受けてくれました。
在職中にどうしてもやりたかったことが仕事を離れてからどんどん実現していくのでした。不思議なモノです。
あ、「いつかセールスエージェントになれますように」なんてタイムウェーバーで調整していないですよ(笑)
そんな中、別の変化が起き始めていましたがまだ気づきませんでした。
7月〜9月、サマーセールとビギナーユーザーサポート、ブログの反応が変化
そして、セールスエージェントとして活動し初めてのシーズンセールがスタートしました。
これまでセッションを受けてくれたクライアントさん中心に何名も購入してくれました。
平均購入金額500万円ですよ。しかも現金一括払いのみ。
一般社会ではありえない金額です。
在職中からこれじゃダメだと感じていた部分を自らフォローするという利点もあってか
ビックリするくらい購入してくれました。本当にありがとうございました。
この時期やっと春先からのある変化に気づきました。
ブログへの問い合わせ内容が変わってきていたのです。
当初の、
タイムウェーバーって何なのですが?
どこでセッションを受けられますか?
H○○lyは良いですか?どこで買えますか?
除霊はできますか?アセンションできますか?
という、タイムウェーバーの情報が全く無い頃によくあった質問は完全に消えました。
(ユーザーが増えた事が主因だと思いますがフワフワしたスピっぽい内容は完全に無くなりました)
逆に増えたのが
どこそこのセラピストのセッションはこんな(わけわからないセッション)だった、
タイムウェーバーってこんなモノなのか?
お勧めのセラピストは誰ですか?どこにいますか?
というクレームにも似た内容です。(中にはよく知った名前も出てきて微妙でした)
さらに、ブログへのアクセス数も春先をピークに落ち始めていました。
有料広告や特定業者が検索で突然上位に現れたのもこの時期です。(徐々に、でなく突然だったので驚きでした)
情報源が増えたから、という見方もできますね。
10月〜12月、CIF設立・認定講座スタート、ウィンターセール、??な勢力出現
春先のおかしな輩(やから)対応に疲れたのか、
これまでのあまりにもお粗末なユーザー対応を真摯に反省したのかよくわかりませんが、
(この辺、忖度しません)
第一人者の寺岡里紗さんが代表となって
一般社団法人意識情報フィールド研究所(通称CIF)
が設立されました。
当初、人材不足過ぎてちゃんと機能するのか?と懐疑的でした。
そして実際かなりドタバタな動きでしたがスタッフの尽力もあって無事認定セラピスト養成講座もスタート。
正規・非正規の別なくユーザーの意志があれば
本流とも言える内容を学ぶ場ができました。
(注意:本流とは言えあくまでも1つの使い方です)
Masaも講座へオブザーバー参加しましたが、習得を諦めかけていた方も参加しており
危惧していた状況への1つの解決策として機能していると感じています。(ただ受講料はそこそこ高い)
噂に聞くタイムウェーバーを
高級ドイツ車のエントリーグレードくらい、
大衆ドイツ車の上級グレードくらいの金額を一括で払って購入したにも関わらず、
習得を諦めてホコリを被っている状況はMasa的には耐えられなかった。
なので今は素直にCIFを応援しています(陰ながらですが)
Masaとしては夏にユーザーとなったWebデザイナーさんに協力してもらって販売用のウェブサイトを作ってもらい
前回を大きく上回る注文を頂いたウィンターセールも終了間際の最近、
ネット上の変な動きを感じました。
タイムウェーバーのピークは越えた&いよいよ連中が動き出した
丁度2年前、2019年の年末の投稿で
「12:タイムウェーバーはやっぱりインチキだった」
を投稿しました。
20数年前、日本へはじめてラジオニクスを持ち込んだ江本勝さんのMRAの騒動を知っているMasaとしては
遅かれ早かれ同じ事が起きるのでは?と感じていました。
当時、代理店でタイムウェーバーのなんでもかんでも(それ以外のあれやこれやも)やらされて担当していたMasaは
出荷台数的に直感頼りに購入していた導入期は終わり、成長期に入ったと感じました。
そして次に来るのは「インチキだ投稿」に飛びつく輩(=アンチ)です。
そこを予想して先にカウンターを当てておこうと投稿したのです。
ピークを打ったタイムウェーバーへの興味
その前にブログへのアクセスの現状をご説明します。
先程触れた様に、3月以降明らかにアクセスが下がってます。
新たにユーザーになられた方のキラキラなサイトや突如現れた謎の業者や有料広告にアクセスが流れた、
と言う見方もできますが
他のエージェントさんや代理店関係者からも今までと異なる変化(興味関心の低下)があったと聞きました。
そもそもどういうブームだったのか?
2015年、最初期の説明会と体験セッション(Masaが受けた初めてのセッション)
2016年10月、日本で3台目のタイムウェーバーユーザーとなる
2017-18年、ユーザーがポツリポツリと増え出し15名程度に。Webに情報はほとんど無い。
2019年、初めてのユーザー勉強会とスピ系出版社で個人セッションがスタート。スピ系インフルエンサーの○ッ○ーちゃんがYoutubeでセンセーショナルに紹介→スピ系の人達に火が付きブームが起きる。
2019年秋、書籍「タイムウェーバー」出版、スピ系ブームの火に油を注ぐ。
この年の冬よりシーズンセールが始まり、これまでよりも100万以上安く購入できる様になり一気にユーザーが増える。
2020年〜年3回のシーズンセールで売れまくる。
(分割払いなし、リース無しの現金一括払いで5−600万円の製品です、しかもこんなに怪しいのに笑)
突如流入した謎のアクセスと跳ね上がった閲覧数
つい数日前のことです。
前述した通り、以前の様に当ブログにもわいわいとアクセスが流入してコメントや問合せが頻発した時期は終わっています。
なのに突然、ありえない数のアクセスが流入していることに気づきました。
最初はどこかの芸能人でもタイムウェーバーをアピールしたのか?と思いましたが
調べてみると違いました。
無邪気なユーザーの行動
これまでもスピ系のユーザー中心にWeb上での微妙な表現は散見されていました。
最新のAIコンピューターだ、
(イヤイヤちょっとお古い32bitアプリケーションです)
量子コンピューターだ、
(まだ民生品は無いと思います)
宇宙人が作ったものだ、
(この真偽は確認取れていません 汗)
こんなのはカワイイものです。
それよりもドイツでのタイムウェーバーの当初の開発目的がメディカル用途だったので
法的に問題のある表現をWeb上に晒している無邪気なユーザーが結構いたのです。
彼らの行っていること、表現は薬機法、医師法に抵触してしまう恐れがあります。
ラジオニクスデバイスはその歴史的にそういう側面が強く、
無資格者が勝手な事したり、無邪気に表現してしまうと法的に問題がある。
やり過ぎれば販売停止・使用中止の可能性もゼロではありません。(この手のデバイスで過去にはあったらしい)
既に規制当局は情報収集しており、何らかの大きな変化があったら一気に動ける様に準備しているとも言われています。
そうなったらこのムーブメントは本当に終わりかも知れません。
このブログではそれを危惧して再三自重して欲しいと訴えていました。
しかしそんな無邪気なユーザーはこんなブログ読みに来やしません。(読んでも無邪気な故に自分の事だと思ってない)
なので意識情報フィールド研究所(CIF)にはそういった倫理面、遵法意識の喚起も期待していたのですが。。
よく調べてみるとこの異常なアクセスの原因がわかりました。
20年以上前、かつて「マネーの虎」というテレビ番組があって
様々な業界で成功した社長達へ自分の事業の元銭を無心(いや資本金の投資を募る、ですね 汗)する人気番組があったのですが、
その現代版
「令和の虎」
という番組がYoutube配信されていました。
タイムウェーバーを購入した知人から借り受けセッションをしているらしい女性がその番組へ出演し、
さらに自分のビジネスを拡げる為にもう一台自分のモノを購入しようと虎たちに投資を提案していたのです。(気になる方は検索すればすぐに出てきます。)
その第1回目がYoutubeで配信された直後から異常アクセスが発生しました。
とはいえその試み自体は特にどうこう言うつもりはないです。
情報不足は否めないプレゼン
Masaはこれまで購入のために公的機関の助成金・金融機関融資などにトライした方々の散々な結果を知ってます。
もし百戦錬磨の”虎たち”を納得させ投資させるならば
相当の情報量と事例、
ドイツの情報など精査した上で簡単に予想できる突っ込みポイントに対しても準備し、
それを使ってどういう収益が予想されるか、
という地に足のついた提案、
さらに直球では簡単に論破されてお終いなのでかなり変化球で投げる必要がある思います。
動画を見るとこの女性はかなり苦戦を強いられていました。
最終回での結果は出資金額は軒並みゼロ回答でした。(最後に条件付きという譲歩をした虎もいましたが)
で、Masaが問題にしているのはそこではありません。
その超怪しいデバイスの説明・デモンストレーションに
メディカル要素の濃いモジュール(アプリ)を使い、
1人の”虎”をテストケースにして身体のエネルギー分析をしていたのです。
当然、この手の世界にはなじみのない一般人である”虎”は
「病気の診断ができるのですか?すげー!」
と反応し、
ただ手を乗せただけでわかるなんて怪しい!という反応も当然起き、
遠隔地でも”処方箋”を送れる、とパフォーマンスしたので当たり前に相当批判的な目を向けられていました。
(”処方箋”という医療を想像させるワードがもうNGではないかとソワソワしました…)
コメント欄も相当荒れて、これは怪しい!こんなの法律違反や!と当たり前の書き込みをしている視聴者が結構いました。
そのほかにもユーザーなら普通に知っていそうな事も誤って伝えていたり、
情報の集め方はかなり雑。
そもそも
「タイムウェーバーは既存科学、医学では証明されていない」
とタイムウェーバーの画面に表示されているにも関わらず、
「これはサイエンスなんです」
と言い切ってました。
ただ、
タイムウェーバー界隈によく居る、
ちょっと引いてしまうような一般社会と乖離しているスピ系ユーザーに比べると
この女性は常識的で印象も良く、
あの虎を目の前にひるむこと無く堂々と説明していたことはたいした物だと思います。
(それで虎たちも一目置いた感あり)
きっと賢く有能な方なのだと思います。
これを見た親しいベテランユーザーさん達も同様の印象。
なのに
なんであのデモンストレーションしたのか?
なんでもっと情報を集めて突っ込みポイントに備えなかったのか?
という部分が残念です。
ホントあのデモだけはやめて欲しかった。
おそらく非正規ユーザーで経験1年未満(使っていたPCのモデルから2021年からのユーザーでは?)、
情報も足りない。この手のデバイスを取り巻く状況も知らず勇み足だったのかな、と。
(知っててやったなら裏に何かある策士かも。)
CIFがもう1年早く設立されていて
この方も勉強できていたらこんなプレゼンはしなかったのでは無いかと思います。
異常アクセスの正体
そして当ブログへのこの異常なアクセスの詳細を調べてみました。
キーワードは
「タイムウェーバー 怪しい」
ほとんどが新規アクセス
滞在時間は数十秒以内でサイトから離脱
(このいたずらに長い投稿を数十秒じゃほとんど読んでない)
直帰率95%以上(最初のページだけで離脱する率)
アクセスのあったページは2年前にあらかじめ仕込んでおいた
「12:タイムウェーバーはやっぱりインチキだった」
です。
キーワード
「タイムウェーバー 怪しい」
は今までもこのブログへのアクセスのメインキーワードでした。
これは2019年末にこちらが狙った通りの結果でした。
しかし、予想に反してアンチ勢のアクセスでは無く
好意的よく読んでくれてました(笑)
この2年間の平均
滞在時間5分~
(長い人は2時間近く読みふけっています 汗)
直帰率50~70%
です。
そういえば、
このブログにタイムウェーバーを批判する人からのメッセージが届いた事は一度もありません。
(一部の微妙なセッションをしているヒトやおかしな事している輩の噂はよく届きます 汗)
なので今回のアクセスはあの番組を見て疑問に思った視聴者が
騙されたヒトがいないか?
トラブルが起きてないか?
マルチ商法でないか?
被害者の会がないか?
など
ネガティブな情報を探して
「こんなモノは怪しいから騙されてはいけない」
という啓蒙をしようとしたのだと思います。
残念ながらトップにヒットするMasaの投稿をはじめ
それに続くモノもあまりネガティブな情報は少ないので
肩すかし食ってさっさと離脱したのでしょうね。
アンチさんもモヤモヤしたことでしょう(笑)
つぎの成長局面へ移行か?それともいつか来た道か?
この番組を見たタイムウェーバーのユーザーはMasaのように
「あーやっちまった」感
を覚えた方はあまりいないのかも知れません。
25年以上前に故江本勝さんが日本に初めてラジオニクスデバイス(MRA)を持込み、
水の結晶写真を使って波動の微細な世界、意識の世界を表現しました。
そして
経営コンサルタントの故船井幸雄氏が自身の書籍で紹介して江本氏を世に出し、一大ムーブメントが起きました。
当時(1995年頃)流行に敏感な若者(この言葉がもう終わっているな 汗)
が読むとされた流行雑誌(これも終わっているワードだな 汗)
”ホットドッグプレス”
などにも取り上げられた事を知っているユーザーもいない。
さらにそれを快く思わない勢力が一気にネガティブキャンペーンを展開し、
Web媒体がほとんど無くまだネット環境が未熟だったあの頃にも関わらず
一気に火は消えムーブメントは終わりました。
凄い凄いと騒いでいたのは実質2−3年だった印象です。
(第一人者の寺岡里紗さんはこの頃にラジオニクスに出会った、と語っていました)
Masaはこの状況を知っていたので(当時働いていた農業関係の会社にラジオニクスがあった)
最初のタイムウェーバー騒ぎの渦中に「次はアンチが来る!」と予感したのです。
しかし当時の予感は外れました。
その2年後、この「令和の虎」がアンチを目覚めさせたようです。
これがかつてのMRAがたどった道への引導となるのか?
それともアンチはあっさり引き、
日本人全体の意識の進化がそれを受け入れ
新たに地に足のついた成長曲線を描くきっかけとなるのか?
まだわかりません。
Masaの戦略(何事も階層構造で考えてみる)
ベテランたちの感想はごもっとも
上記の非正規ユーザーさんが当たって砕けたチャレンジを見たベテランユーザーさん達は
情報不足
準備不足
メディカルなデモンストレーションはNG
というMasaと同様の印象とともに
「いろんなヒトがいるけどやっぱり個々が地道に探究して質の高いセッションをするのが大事だよね」
と感じた人が多かったみたいです。
ホントそうだと思います。
ホントそうなんだけど…
戦略の階層という考え方
ここからタイムウェーバーの話から離れます。(しかも超長文です)
タイムウェーバーに興味のある方は心優しい方が多いので
以下の内容はあまり馴染めないかもしれません。
タイムウェーバーは素晴らしい、と言う一面しか興味のない方はスルーしてください。
タイムウェーバーの今後やビジネス、人生戦略に興味ある方は面白いかも知れません。
Masaが学んだことの一つに階層というものがあります。
物事は階層で考えると分かりやすい、
同じ階層同士の問題は上の階層からしか解決できない。という考え方です。
タイムウェーバーとは全く無関係のリアリズムの世界に
奥山真司(おくやままさし)さん
という方がいます。
レーガン政権で政府顧問を務めた国際政治学者コリン・グレイ氏に師事し、
日本では珍しい戦略研究学の学位を持った方です。
奥山さんが国際政治、人類の戦争の歴史を地政学、リアリズムという視点で研究するうちに
「戦略の階層」
という考え方にたどりつきました。
そしてその考え方は国家や軍隊だけでなく、我々一般人の人生にも当てはまると気づき
『世界を変えたいなら一度“武器“を捨ててしまおう』
フォレスト出版、2012年7月 ISBN 978-4-8945-1518-5
を出版しました。(Masaはタイムウェーバー前夜の2015年に読みました)
その詳しい解説は書籍を読んでいただくとして、概要としては以下の図を参考にしてください。
戦略の階層(国家レベル :上記書籍91ページより引用)
戦略の階層(会社の仕事 : 上記書籍107ページより引用)
戦略の階層(企業経営 : 上記書籍107ページより引用)
戦略の階層(事例:ヤマハ株式会社 上記書籍119ページより引用)
要は我々が一生懸命学び、深めようとする対象が1番下の階層(技術や戦術)である事が多く、
それは上の階層によって簡単に変えられてしまう。
下の階層は上の階層のルール、方針によって定義つけられる。
階層で考えると、基本的に上の階層は下の階層を網羅・支配するのです。
見方としては1番上の階層から「その為にはどうする?」と下がっていきます。
映画「Founder」の後味の悪さ
奥山さんが「戦略の階層」を理解する題材として挙げているのが
映画「Founder」
です。
これは誰もが知る世界一のハンバーガーチェーンができるまでを描いた物語です。
(アマゾンプライムビデオでも見れます)
ネタバレになりますがマクドナルドとは元々はマクドナルド兄弟が柔軟な発想と地道な努力で当時のお客さんが求める食事スタイルを真面目に追求した、商品と提供方法でした。
(ファーストフードというシステムを世界で初めて創り出した)
マクドナルド兄弟は商売をいたずらに拡大せず、常にお客さんの満足と品質を重視して追求していました。
ところがそれに目をつけた輩(レイ・クロック)が登場し、
この商売を世界に広げるという上位の階層戦略で
フランチャイズ化の契約をもぎ取り、
外部の知恵も取り入れ高収益化、
最後には事業そのものをマクドナルド兄弟から奪いとってしまいます。
そうして出来上がったのが世界一のハンバーガー帝国
マクドナルド
です。
見ればわかりますが、なんとも後味の悪い結末です。
特に消費者目線ではNG評価が多く、
ビジネス目線では参考になったという評価が多いです。
これを言ったら嫌われる「それは最下層の”技術”です」
奥山真司さんを始め国際関係や戦略の専門家の多くは
「日本人は技術や戦術を高めることに夢中になりやすい」
と言います。
ルール作りトレンド作りは弱い。それは国際関係以外のビジネスの世界でも同様です。
AppleやGoogle、Amazonの様に
トレンドやライフスタイル、プラットフォーム・ルールを創るのでは無く
「地道に良い製品を作ろう(そうすればわかってくれる、買ってくれる)」
となってしまいます。
例えば音響製品。
かつて世界を制覇したSonyのウォークマンはデジタルになった今でも音質ではAppleのiPod、iPhoneの上を行っています。
しかし、Appleは大量の音楽をいつも手元に持ち歩き、
好きな音楽を自由にダウンロードして楽しむライフスタイルを提案してあっさりその座を奪いました。
(元々音楽を持ち歩くライフスタイルを提供したのはSonyだったのに)
製品の質を高めることに夢中になっているウチに新しいライフスタイルをAppleに提案されてしまった。
(グループにコンテンツ事業があって足かせになっていた部分もあります)
例えば液晶テレビ。
かつてシャープは自社の液晶技術の粋を注ぎ込んだ液晶テレビ・アクオスを日本の亀山工場で生産し、その高品質製品を
「亀山ブランド」
として売っていました。
しかし、すぐにその技術は陳腐化し周辺アジア新興メーカーに取って代わり、とうとう会社自体が台湾資本に売られてしまいました。
戦術・技術を匠の技で高めているウチに
その上の階層の変化に気づけず自滅してしまった例です。
(ライフスタイルや世界の流れを創造・コントロールはできなかった→ルールは作れなかった)
古くは江戸時代までの剣術、そして大戦期のゼロ戦・戦艦大和も同じです。
技術は凄かった、世界一だった。その開発ストーリーは美しく、Masaをはじめ日本人の多くが心を動かされる。
(NHKのプロジェクトX的な)
でも大きな枠組み、階層で考えるとそれは最下層の「技術」なのです。
身近な例では
不況になっても仕事を失わないように、転職できるように
TOEIC高得点を目指したり、
様々な資格を取る為に勉強するというのも同じかも知れません。
不安ベースの動機で技術を磨いても上の階層(どんな労働者が欲しいか)が変わればすぐに陳腐化。
その上の階層、枠組みやルールを作る側に翻弄されてしまうのです。
(同じ英語を勉強するにも世の中の動きをダイレクトに知りたい、コミュニケーションスキルを上げたい、とにかく楽しい、などの目的やビジョンがあるなら人生戦略での階層は上がる。)
先程上位階層から
「そのためにはどうするか?」と下に考える、と言いましたが
ここが日本人は苦手なので
「そもそも何のためにそれをやっているのか?」と上へ考えていくことが必要かも知れません。
Masaの戦略の階層
「戦略の階層」はなかなか受け入れられない人も多いと思います。
自分が一生懸命頑張っていることを「最下層」の”技術”とか言われたくない。
Masaもちょっと前にいま自分のやっていることは何なのだろうか?と「戦略の階層」を作りなおしてみました。
これです (字が汚い!)
最上位の階層はかなりスピっぽい。
普段からスピ系を揶揄する発言の多いMasaですが
実は思いっきりスピ(笑)
それを実現するために一つずつ階層を下がってきた結果が現在の
「タイムウェーバーを日本に最適に拡げる」
ミッションなのです。
実はミッションと言っても実は大戦略の下、作戦レベルです。
(図ではツールとしてタイムウェーバーを拡げる、の所)
その下の階層に
販売代行のセールスエージェントがあり、
新規購入者向けに3ヶ月のフォローアップをし、
自分自身もタイムウェーバーの有効活用を模索し、
今後はビジネス活用を目指しています。
これはすべて戦術・技術レベルです。
アンチ勢、どんと来い
そろそろタイムウェーバーの話に戻ってきますが、
長文過ぎて離脱した方は帰ってきません。
ブログのセオリーでは何文字以上は読まれないとか
長すぎて読むのが辛いとか、
離脱されたらそもそも意味ないとか、
今はインスタの方がバズるからブログは時代遅れとか、
YouTubeで発信した方が伝わるとか、
何言われても気にしません。(爆)
ここを気にして自分がつまらなくなったら意味が無い。
Masaの戦略の階層、大戦略の上位階層には
「自分のギフトを生かして楽しみで人生を経験する」
→「書きたいことを好きに書くことで満たされる」
があるのでそこから外れることはやらないのです。
スピが受け入れられたプロセス
スピがこれだけ受け入れられてきたプロセスとして、
ビジネスでの活用があると考えています。
今スピ界で言われてること(成功法則・引き寄せの法則など)は昔からあって、
社会から外れたおかしな連中のことして日陰の存在でした。
(最初に目にしたのは37年前の高校時代、本屋のUFO本などがあるトンデモ本コーナー)
それが、古くはソニーの井深大さん、天外さん、船井総研の船井幸雄さん、
最近ではマーケティングの世界で有名な神田昌典さん、実業家で人気作家の本田健さんなどが
有効に活用している事例にともなって一般にも浸透していったと思います。
ビジネスで成果が出る、認められる→否定しにくい
なので、タイムウェーバーもただスピ系が騒ぐだけでは社会全体には浸透しない。
次の段階としてビジネスの現場で活用され結果を出していく必要があると感じています。
これは単にタイムウェーバーで大もうけする、という単純な話では無く
経営者の抱える問題を総合的に最適化した上で結果を出すことを目指すのです。
経営者個人の意識の変化により
人材・事業内容が最適化されて十分な利益を得、
経営者個人の身体の健全性も最適化され
その家族関係を含めて経営者自身の人生が望ましいものになる。
もちろん、戦術・技術レベルの判断にもタイムウェーバーは役立ちます。
経営者自身の人生のベクトルと
事業のベクトルが一致して
関わる人が幸せになるビジネスです。
(経営者の子供時代のトラウマやネガティブな経験からの自我・エゴを満足させる経営ではNGです→これがややこしい社長やブラックが多い原因なのか?)
経営者1人1人が自身の「戦略の階層」を持ち、
タイムウェーバーのヒントと調整を後押しに事業経営をしていく。
上位の階層、世界観、人生観、死生観などは日本人は根源的に持っているし、ズレてしまってわからなくなっている経営者にはそれこそタイムウェーバーが紐解いてくれそうです。
こんな幸せな企業経営の事例が日本に何百もあれば
アンチがいくら騒ごうがもう揺るがない。
タイムウェーバー・セラピストがマクドナルド兄弟にならない為に
タイムウェーバーに関わる人も各々の技術向上・鍛錬は極めつつ、常に上位の階層を意識する必要があると感じます。
タイムウェーバーでも特にヘルスケアに近いところでサービスをしている人は
上位階層に厳然と存在する「法律」を視野に入れる必要があります。
上の階層でルールを変えられたら絶対逆らえませんから。
ヘルスケアに特化してなくとも一度アンチ旋風が吹き荒れたり、
法的に措置が入って世間からソッポ向かれたら影響なしではいられないでしょう。
マクドナルド兄弟の様に何の罪もなく真面目に努力していたのに損害を被るのです。
純粋に知識や技術を高めることは当然として
自分たちの環境を左右する上位の階層も意識したほうが良いと思います。
2022年はビジネスの「ウラ」で活躍する
スピ系の方々を熱狂させたタイムウェーバームーブメントは2021年で一旦終了だと思います。
もうスピ界には一通り行き渡って?な輩も出てきたし。
セッションを希望する人にとっても
セラピストを選べる時代になりました。(よく選んで下さいね、微妙なのはいますから)
今後、新たな成長曲線を作れるかどうかは
実務・ビジネス界でどれだけ拡がるか、だと思っています。
それはタイムウェーバーを使った個人セッションビジネスやセラピスト養成ビジネスじゃありません。
理想はうまくいっているビジネス・商売のウラにはタイムウェーバーがあって
経営者は自分自身、会社全体のズレをただし、最適な企業経営に有効に使っている。
実はこっそり使ってうまくいってるビジネスオーナーが何百人もいる状況です。
Masaは2022年、そんな状況を目指します。
そんな意識のタイムウェーバーユーザー・購入者もMasaの周りに集まってきている気がします。
でも、そんな理想的な状況もMasaの人生にとっては戦術、技術の階層なのですヨ。
その上の大戦略・ミッション、世界観、宇宙観があります。
大戦略以下の階層にあるタイムウェーバーも
上の階層から見てより良いモノが出てくればすぐに乗り換えます。
タイムウェーバーという製品、技術に固執しすぎたり、
ひたすらに理論、証拠を求めたり、そこを深掘りするだけだと
世界一だったけど負けてしまったゼロ戦や戦艦大和になってしまうかもしれません。
(あー嫌われそう〜)
タイムウェーバーに関わる人たちも最適なセッションを研鑽しつつも
常に上の階層を意識しないと上位の階層を支配している枠組み、ルールや法律などに足をすくわれてしまいます。
真面目に努力を重ね、常にお客様の事を考え続けたマクドナルド兄弟の晩年は寂しいものでした。
その様な悲しい思いをしないためにも上位の階層はいつも意識したいですね。
マクドナルド兄弟も世界へ向けた大戦略を持っていれば輩にビジネスを奪われず今と違ったカタチでハンバーガーを世界へ拡げられたかも知れません。
さて今回の投稿は12000文字を超えてました。
Masaも書きたいことを目一杯書けて幸せな新年を迎えられそうです。
正直誰も読まなくてもいい、書ききったことで幸せなのです。
にもかかわらず
こんなクッソ長い文章を最後まで読んでくれた方がいるならばそれは感謝しかありません。
そんなみなさまに良い2022年が訪れます様に。
タイムウェーバー購入希望者へお知らせ
やっと営業代行のセールスエージェントへ登録することができました。(2021.04)
当方の個別説明を受けていただくことでタイムウェーバー販売総代理店カウデザインさんから見積もりを取って購入手続きに進むことができます。
もちろん、購入に関わるあらゆる相談を受けることができます。
すぐに購入できない方もとりあえず見積りをすることが可能です。
(それが実現へ向かう第一歩です!そこからスタートです)
代理店営業スタッフとは顔見知りですし常に情報共有しておりますので納品までキッチリお手伝いいたします。
(注意!先にカウデザインさんの個別説明を受けると当方からはご案内できなくなります。)
また、基本的に購入後のフォローは総代理店さんにお任せすることになっています。
基本的に既存ユーザーからの“紹介”も“営業代行のセールスエージェント”も購入後に紹介者をフォローをする責務はありません。
しかしながら、最近どうしても代理店のトレーニングだけでは先に進めなくなっているビギナーユーザーさんがいらっしゃるようですのでMasaから個別説明を受けて購入された方へ特別フォロープログラムを用意しました。詳しくはこちらをご覧ください。
Masaの個別説明申込み
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明けましておめでとうございます。
今年も、masaさんのブログを楽しみにしています❗️
明けましておめでとうございます。
いつも読んでいただきありがとうございます!
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[…] これはMasaの「戦略の階層」(昨年末投稿を参照) […]